「我慢」    R5.1 寛永寺だより 抜粋

新型コロナウイルスの感染拡大で、様々なことに自粛が求められ「我慢」を強いられています。

この「我慢」は仏教から来た言葉で「我に慢心を抱く」という意味の言葉で、自分が偉いと思い、他を軽んじる思い上がりの心を表す言葉でした。

そこから転じて負けん気が強いこと、頑張ることとされ、現在の辛抱強く耐え忍という意味に変化しています。

我を通そうとすると、自分の間違えを気づかず、気づいてもなかなか間違いを認めることができません。

自分におごり高ぶることなく辛抱し、相手を敬う気持ちをもって日々生活を送りたいものです。

R5年正月号 寛永寺だより 抜粋