超訳 ニーチェの言葉

h22528.jpg 題:友について  必要な鈍さ

 いつも敏感で鋭くある必要はない。

特に人との交わりにおいては、

相手のなんらかの行為や考えの動機を見抜いていても

知らぬふうでいるような、一種の偽りの鈍さが必要だ。

 

 また、 言葉をできるだけ好意的に解釈することだ。

 そして、相手をたいせつな人として扱う。

しかし、こちらが気を遣っているふうには決して見せない。

相手よりも鈍い感じでいる。

 これらは社交のコツであるし、人へのいたわりともなる。