ポケット詩集 Ⅲ    童話屋

h2246-5.jpg題:  なにもそうかたを・・・・     高橋 元吉

なにもそうかたをつけたがらなくてもいいではないか

なにか得態の知れないものがあり

なんということなしにひとりでにそうなってしまう

 ということでいいではないか

咲いたら花だった  吹いたら風だった

それでいいではないか