自動車リサイクル部品の行方

車の標準仕様になってきている数々の安全アシスト装置の影響とは断定できませんが・・・・ どこの修理工場でも事故車の入庫が減少しているようです・・。

保険料率の改定に伴い20万円以下の軽微な自損事故の場合は、保険を使用しないで、自費修理のほうがお得・・といったこともあり 修理費用を抑えるために安価なリサイクルパーツへの注目度が上がっています・・。

ところが 安全アシスト装置の普及などにより安全運転への認識が高まっているせいか? 事故発生そのものが減少傾向にあり、部品需要も横ばい状況です。 さらに、H25年度の中古車輸出が160万台にも達し、リサイクル部品を生産する解体事業者のもとに使用済み車両が集まらず、今後の在庫不足が深刻な問題となりつつあります。

・・ さらに円安が続くと、海外に流出される中古車が今後も増えるのは確実ですので、国内のリサイクル部品は需要と供給のバランスが崩れ、折角のビジネスチャンスを生かしきれずに、リサイクル部品活用の気運も徐々に萎んでしまうのではないかと・・先行き不安が業界に広がっています・・。

何か妙案がないものか? と策を巡りますが・・ とにかく自動車リサイクル業界に押し寄せる淘汰の波に飲み込まれないような自助努力するしかない・・と言うのが結論のようです・・・。