夏子のニューヨーク通信 (16) 

!cid_1_1056064592@web101118_mail_kks_yahoo_co                                     夏子のニューヨーク通信  (16)    12/1/14

                                                ” 近況 “
     先週の木曜日は、Thanksgiving のホリデーだったので、アメリカ中の人たちが家族のところに集まるために交通が大変混雑した。。 我々も、少ない家族ではあるけれど、一応私が料理を担当し皆で集まった。
今年は、いつもいた義兄がいなくて少し寂しいものであったが、その代わりに、甥に出来た赤ちゃんが加わった。
だんだん若い人が主になり年を取った我々と入れ替わりである。
この間は、NYのバッファローに大雪が降って大変だったらしいが、幸いNYCityのほうは、割合暖かい。日本でニュースを見た人たちは我々のところも大変なのではと気遣ってくれるが、NY 州はとても広いのである。
     それでも、やはり冬には違いなく、外で絵を描くことはちょっと不可能なので、一週間に一度友達と美術館にいくことにしている。先日は、メトロポリタン美術館に行った。 ちょうど、セザンヌが彼のワイフをモデルにして描いた絵を集めた展示会をしていたので、とても興味ぶかいものであった。
よくも、あんなにたくさん奥さんの絵を描いたものだ。 その奥さんの若いときから、かなり年をとったときのものがあるのだが、どれも,
なんだか怒ったような顔をしているのだ。  ”早く描いて, 早くおわりにしてよ!”  と言っているようでおかしかった。
わたしはセザンヌの絵は、人物も風景も どれも好きである。
NYに住んでいると巨匠の絵を目の前に見ることが出来るのが嬉しい。 その点、日本では、なにか有名な絵が来ると、押すな押すなでゆっくり見ることが出来ないと聞いている。
     今回の絵は、秋の紅葉できれいだったセントラルパークです。