2010/3/5 (金)

まど みちお さんの詩 『トンチンカン夫婦』

Filed under: ホッとする詩 — hayakawa @ 15:30:43

トンチンカン夫婦

満91歳のボケじじいの私と

満84歳のボケばばあの女房とはこの頃

毎日競争でトンチンカンをやりあっている

私が片足に2枚かさねはいたまま

もう片足の靴下が見つからないと騒ぐと

彼女は米も入れない炊飯器に

スイッチを入れてごはんですよと私を呼ぶ

おかげでさくばくたる老夫婦の暮らしに

笑いはたえずこれぞ天の恵みと

図にのって二人ははしゃぎ

明日はまたどんな珍しいトンチンカンを

お恵みいただけるかと胸をふくらませている

厚かましくも天まで仰ぎみて・・・

いわずに おれない

Filed under: ホッとする詩 — hayakawa @ 14:55:59

いわずに おれない著者 まど・みちお という名前に聞き覚えがない方でも その詩は日本人なら誰でも口ずさんだことがあるはずです

・ぞうさん ぞうさん おはながながいのね

・しろやぎさんから おてがみついた

・ふたあつ ふたあつ なんでしょか

・ポケットの はかには ビスケットが ひとつ

子供のころから親しんできた、あの歌もこの歌も彼が作詞したものです。 1994年には、児童文学のノーベル賞ともいえる国際アンデルセン賞作家賞を日本人として初めて受賞しております。

まど・みちお さんの詩をご紹介します

ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんも ながいのよ

まどさんの解説

ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね・・といわれた小ゾウはからかいや悪口と受け取るのが当然ではないかと思うのです。中略 ところが子ゾウはほめられたつもりで、うれしくてたまらないといったふうに・・そうよ かあさんも ながいのよ・・ と答える。 それは、自分が長い鼻をもったゾウであることを、かねがね誇りにおもっていたからなのです。 小さい子にとって、お母さんは世界中、いや地球上で一番。 大好きなお母さんに似ている自分も素晴らしいんだと、ごく自然に感じている。つまりこの詩は『ゾウに生まれてうれしゾウさんの歌』と思われたかったのです。