石坂産業(建設系産業廃棄物リサイクル業)見学会報告

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業界のイメージを変えろ!! (環境改革の取り組み)

H11年(1999年)に所沢の農産物はダイオキシンに汚染されている・・と言った報道が駆け巡ると、「石坂産業は出ていけ」と地元環境団体から強烈な集中砲火が続いた・・それはちょうど2年前のH9年 15億円の投資をしてダイオキシン対応型の焼却施設から昇る煙り(全く違法性がない)が環境悪化の象徴とされ、バッシングの的となったからである。

こうした逆境の中で、石坂典子さん(会長の長女)が社長に就任し、これまでの汚いイメージを刷新!地元に根ざす永続企業を目ざす!と立ち上がった。 ここに男の社会に殴り込みを挑んだ女社長の改革が始まった・・。

まず糾弾の的となった新設した焼却炉を廃棄、ISOの取得、3Sの徹底,騒音・粉じんを閉じ込めるために全天候型独立総合プラントを導入、社内外のイメージを一新させた!。 地域住民との融合も積極的に進められ、ボランティアで地域の緑地管理活動もはじまった。

こうした一連の環境活動が・・やがては「あの会社と取引がしたい!」といった声にかわり、年商41億 経常利益20%となる会社へと変貌を遂げた・・。

・・・会社の概要説明は、地域の方が作った食材をもとに作られたこころのこもったお弁当(実費)を食べながら始まり 工場見学後は・・直営売店で石坂典子社長が執筆した本を購入。そして地元の農家の人が作った特産品を購入して帰った・・まさに地域と共に発展を実践している石坂産業イズムをお腹の中から味わった見学会でした・・。